ブラックなSEO対策を嫌うGoogleですが、ユーザーと検索エンジン双方のメリットとなるホワイトなSEOは推奨しています。
その内容についてはなかなか語られる事がありませんが、Googleが公式に発表している「Google検索エンジン最適化スターターガイド」はウェブマスターには貴重な情報源となっています。
そこでこのスターターガイドを基に、Googleが推奨するSEOを忘備録の意味を兼ねてまとめてみたいと思います。
適切なページタイトルをつける
<title>タグで指定するページタイトルは大変重要です。以下の3つのポイントに注意して、効果的なタイトルを設定する必要があります。
①ページの内容を適切に記述する
本文と無関係なタイトルではいけません。本文の内容を端的に表すタイトルにしましょう。「無題」とか「ページ1」とかはもってのほかです。
②各ページが固有のタイトルになるようにする
同じタイトルのページが無いように注意します。
③簡潔で説明的なタイトルを付ける
キーワードを埋め込みたいあまり、極端にタイトルが長くなる事は好ましくありません。できるだけ簡潔に、不必要なキーワードを入れないようにしましょう。
当ブログでいうと、じゃんけんの勝ち方を解説した記事のとして、下記のタイトル例などがあげられます。
descriptionメタタグを設定する
descriptionメタタグはGoogleやその他の検索エンジンにページ概要を伝える機能があります。
また「スニペット(検索結果時にタイトル下に表示されるテキスト)」として利用される場合があります。
①ページの内容を正確にまとめて記述する
ページ内容と関係のない文章・キーワードは含めてはいけません。
「ウェブページです」などの一般的な文章ではなく、固有の文章になるようにしましょう。
また、あまり長過ぎてもダメです。1文か2文、長くて1段落程度。
②各ページのメタタグは重複しないようにする
サイト内のページには個別のメタタグを設定しましょう。
重複があるかどうかは「ウェブマスターツール」の「HTMLの改善」の項目で確認する事ができます。
大抵は本文の冒頭部分が検索結果として表示されますが、場合によってはメタタグが表示されるようです。
URLの構造を改善する
URLの構造を改善すると、検索エンジンがサイトをクロールしやすくなります。
①URLにはコンテンツと関連したワードを使用する
不要なパラメータ・セッションIDなどを含んだ、長過ぎるURLにしてはいけません。
ユーサーがリンクを貼る場合、URLの一部を不必要なものとして削除する可能性もあります。
[page1.html]などの一般的な名前や、キーワードを過度に含むURLもやめましょう。
②ディレクトリ構造を簡潔にする
サブディレクトリをたくさん作るような深い階層構造にしないこと。
またページ内容と関係のあるディレクトリ名にしましょう。
ユーザーにも自身にもわかりやすい構造にしてください。
③URLは1つのページに1つだけにする
サブドメインとルートディレクトリ、www.があるバージョンと無いバージョン、大文字と小文字、などの異なるURLで同一のページに飛ぶような場合は、URLを1つに統一します。
このブログでいうと、サイトマップへのURLなどがあげられます。 (http://tensblog.com/sitemap/)
ナビゲーションをわかりやすくする
①自然な階層構造になるようにする
ユーザーに分かりやすい単純な階層構造にしましょう。
ページにたどり着くのに10回もクリックするような構造は望ましくありません。
またユーザーがより上位の階層に移動したいがために、URLの一部を取り除く事が考えられます。
その場合でもより該虜悪的なサイトに移動できるようなURL構造が望ましいです。
②ナビゲーションはテキストリンクを使う
ナビゲーションを「ドロップダウンメニュー」や画像のみで作る事は控えましょう。
ユーザーにもクローラーにも分かりづらい階層構造になります。
③サイトマップはユーザー向けと検索エンジン向けに2つ用意する
通常のサイトマップの他に、検索エンジン向けの「XMLサイトマップ」も準備します。
検索エンジンのクロールの助けになり、検索されやすくなります。
質の高いコンテンツを提供する
①ユーザーが検索しやすいキーワードを使う
トヨタのハリアーについての記事の場合、車に詳しい人なら「ハリアー」の名前はすぐ出てきますが、検索するユーザー全員が車に詳しいとは限りません。
この場合は「自動車」「トヨタ」「SUV」など、より概略的な単語を織り交ぜる事によって、より良い結果が得られるでしょう。
②独自で新鮮なコンテンツをつくる
既存コンテンツの焼き直しやコピーなど、ユーザーにとってほとんど価値のないコンテンツはつくらない。
また重複・重複に近いページも作らないようにしましょう。
③読みやすい文章を書く
誤字脱字がなく、文法的に誤りのない文章を心がけましょう。
文章は画像ではなくテキストを用いましょう。
文字サイズも読みやすくなるように調整しましょう。
適切なアンカーテキストを書く
①説明的なテキストを使用する
「ここをクリック」などのアンカーテキストは、移動先のページを説明できていません。
短く分かりやすい内容でリンク先のページを説明するテキストを使用しましょう。
②リンクだとすぐ分かる書式設定にする
通常のテキストと、アンカーテキストが似たような書式だと、どこをクリックしていいか分かりづらくなります。
リンクだとすぐ区別できるようにCSSやテキストスタイルを設定しましょう。
その他の最適化
- 画像には適切なaltテキストを設定する
- 見出しタグ<h1>〜<h6>を適切に使う
- robots.txtを設定する
- リンクにnofollow属性を追加する
- モバイルサイトをGoogleに通知する
- モバイルユーザーを適切に誘導する
- SNSなど正しい方法でサイトを宣伝する
- Googleが提供するツール群を活用する
個々の項目に関する詳細は、Googleが提供する「検索エンジン最適化スターターガイド」に詳しく掲載されています。
ぜひ下のリンクからガイドをダウンロードして、自サイトの改善に役立ててください。
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