デザイナーにおすすめの書籍を紹介【デザインの基礎力が向上する】

      2014/10/08

interia

ども、TENです。ちまたにはデザインに関する書籍が山のように売られておりますが、応用的な内容やレイヤー効果の使い方など、即効性のある内容の本が多く、しっかりとしたデザインの知識を学べる本はなかなか少ないものです。

僕もデザイン関連の書籍は100冊以上購入していますが、それら数々のデザイン本の中から本当に為になったものを紹介したいと思います。

デザインの教室(手を動かして学ぶデザイントレーニング)

この本は名著です。通常の本と異なり、デザインの本質(配置されたオブジェクトに関係性を見出していくなど)から実践的なレイアウト技術までを段階的に学ぶ事ができます。

僕の会社でも新人デザイナーには自習用の教本として学習させています。連続・対比・グリッドデザイン・黄金比などの基本的なデザイン技術を主にイラストレーターを用いて学習していきます。

イラストレーターを持っていなくても、実際にペンなどを使って訓練する事もできると思います。

内容としては以下の構成になってます。

1)視覚的な表現における構成
2)基本的な図形による平面構造のトレーニング
3)色を使った平面構成のトレーニング
4)実践的なレイアウトのトレーニング

なぜそこに線を引くのか?その余白にどんな意味があるのか?など、プロのデザイナーでも感覚的にやっていて気付かないような視点についても、理論的に解説してくれます。

高レベルのクリエイターには再確認の意味で、駆け出しのデザイナーには目から鱗間違い無しの名著です。

ちなみに続編の「デザインの授業」という本も出版されています。


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Design Elements(実例でわかるデザインの法則)

デザイナーには一度は目を通していただきたい、とても美しく編集された本です。

「ルールは破ってもよいが、無視してはならない」デザインの基礎的なルールをしっかりふまえた上で、その型を壊しオリジナルな作品を作るアイデアが美しい作品写真とともに解説されています。

この本はある程度のデザイン能力がないと理解しにくいかもしれません。本の冒頭には「デザイナーへの20の助言」として名言がちりばめられています。

「コンセプトをもて。」

「飾り立てるな。伝わらなければ意味がない。」

「統一感のあるビジュアルで訴求する。」

「書体ファミリーは2種類、多くても3種類以内に。」

「ワンツーパンチの発想で。」

「目的に合わせて色を選ぶ。

「省いても実現できるのなら省く。」

「ネガティブスペースは魔法の道具。ただ埋め尽くすのではなく、作り出せ。」

「文字もイメージと同様に重視せよ。」

「判読できない書体は、書体失格。」

「普遍性はあるか。主役は自分ではないことを忘れるな。」

「寄せたり、離したり」

「夜空の花火や夜明けの太陽のごとく、明暗をつける。」

「目的意識をもって意思を貫け。中途半端は厳禁。」

「自分の目で測れ。デザインは視覚に訴えるもの。」

「イメージは自分で作る。インスタント食品で間に合わせるな。」

「流行にとらわれず、まじめに。」

「動きをつけよ。静止は退屈と同じ。」

「歴史に学べ。ただし、歴史を繰り返すな。」

「シンメトリーは究極の悪」

など、デザイナーにとって耳の痛い内容が満載です。確かに駆け出しのときはみんなシンメトリーにしちゃうんですよね。

Typographic System(美しい文字レイアウト、8つのシステム)

タイポグラフィーを美しくレイアウトする為の構図を8つのシステムに分けて事例写真を用いながら説明されています。

揃えるだけではなく崩し方など、ロゴやキャッチコピーなど要素を配置する際にとても参考になります。以下が8つのシステムになります。

中軸システム 全ての要素が、ひとつの軸の右か左に配置されている。

中軸

放射システム 全ての要素が、中心点から放射状に配置されている。

放射

拡張システム 全ての要素が、同心円状に配置されている。

拡張

ランダムシステム 一見して要素の配置に、一定の型や関係が見られない。

ランダム

グリッドシステム 垂直線と水平線の格子をもとに、要素が配置されている。

グリッド

転調システム 層を成す帯状に要素が配置されている、変則的なシステム。

転調

モジュール・システム 標準ユニットとして組み立てられた抽象的要素の連続。

モジュール

左右対称システム 全てのテキストが、一本の軸をもとに左右対称に配置されている。

左右対称

WEBデザイナーにもおすすめ:Layout Rule Index(レイアウトデザイン、新・100の法則)

この本はグリッド・デザインの専門書です。なのでWEBページのデザインや、要素を均等に配置するようなパンフレットの製作に適しています。

この書籍ではグリッドシステムの基本構造を下記のように分類しています。

シングルコラム・グリッド 論文、報告書、書籍など文章が続く場合によく使われる

シングル

2コラム・グリッド 文少量が多い場合や、異なる種類の情報を掲載する際に用いる。コラムの幅は同じであっても違っていても良い。

ダブル

マルチコラム・グリッド 様々な幅のコラムを多数組み合わせるため自由度が高く、雑紙やWEBサイトに適している

トリプル

モジュラー・グリッド 新聞、カレンダー、図表など複雑な情報をコントロールするのに適している。

モジュラー

階層化グリッド ページをいくつかのゾーンに分割するが、主に水平方向のコラムに分けた場合を指す。

階層化

エディトリアルデザイナー向け:レイアウトの教科書(実例から読み解くデザインの型)

「an・an」や「Tarzan」など数々の人気雑紙のエディトリアルデザインを手がけられた鈴木誠一郎氏が、自身のエディットを「型」に分類して体系化した名著です。

レイアウトにはそれぞれ名前が付けられており、「谷川型」「列島型」「屏風型」など一目見たら「あー、このレイアウト雑紙でよく見る!」と感心すること請け合いです。下記は一例になります。

谷川型 見開き対角線上を左下がりに流れ下るように文字要素を配置する。メインビジュアルは左上に、サブビジュアル群は右下に配置する。大小の岩の間を清流が斜めに流れ下っているような構成。

谷川型

列島型 日本地図もしくはそれを左右逆にしたような形で、見開きの対角線に沿って複数のビジュアルを配置し、残りのスペースにテキストを配置する。

列島型

落雁型・天地人型 三点あるいは三点+αの視覚的ポイントでダイナミックなバランスを作り出す。雁の群れが舞い降りるときのような、逆三角形の構図。

天地人型

雪見障子型 ビジュアルにより誌面全体を水平に二分割あるいは三分割する。横長の写真を大胆に見せる事ができる。

雪見障子型

単純にグリッドを意識しているだけではなく、空間を上手く利用したレベルの高いレイアウトで、読んでるだけでも楽しくなります。僕は雑紙誌面を作るときにいつもこの本を参考にしてます。

いかがでしたか?これ以外にもおすすめの書籍はありますが、第二弾でまたご紹介したいと思います。

 -デザイン

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