『夢をかなえるゾウ3:ブラックガネーシャの教え』感想。今回も愛くるしいガネーシャが大活躍

『夢をかなえるゾウ』シリーズは累計100万部以上の売り上げを誇る、水野敬也氏による脱力系?啓発本です。

啓発本といえば、意識高い系の人が愛読してそうなお硬い本というイメージがありますが、この本に限ってはそんなことはありません。

関西弁を駆使してくだらないギャグを飛ばすインドの神「ガネーシャ」と、ガネーシャに振り回されながらも様々な課題を実践していく主人公の成長物語が描かれています。

昨年12月にその最新刊となる『夢をかなえるゾウ3:ブラックガネーシャの教え』が発売されました。

このシリーズの大ファンである僕は早速書籍を購入して読みましたので、レビューしたいと思います。

夢をかなえるゾウ、シリーズの魅力

なんといってもゾウの頭をもつ神「ガネーシャ」の愛くるしいキャラクターが最大の魅力です。

作者の水野氏は「ウケる日記」という人気ブログを運営されており、その文章によるギャグのセンスはまさに一級品です。

水野敬也オフィシャルブログ「ウケる日記」

そんな水野氏が紡ぎだすガネーシャのギャグは、笑える事間違いなしといえるでしょう。さらにこの本の魅力はそれだけに留まりません。

自己啓発本としても優れている

水野氏は常々本を執筆するときに、読んだ人のためになるような内容を心がけているそうです。

ただのギャグ小説と思いきや、日々生きていく中でヒントとなるような様々なアイデアがちりばめられています。

また、主人公がこなしていくガネーシャの課題は、松下幸之助やエイブラハム・リンカーン、はては釈迦まで、偉人と言われてきた人たちが実践したとされるものばかり。

勉強にならないわけがありません。

そして小難しい自己啓発という内容を、水野氏独自のコミカルなタッチで、誰にでも分かりやすく描かれています。

またストーリの基軸となるのは「主人公の成長の物語」です。

ただ単純に偉人の事例を解説するだけでなく、主人公が生活の中で感じる悩みや葛藤などを、事例に照らし合わせて解説していきます。

この主人公がいい味を出しておりまして、一言で言えばまあ「ふつうの人間」なわけです。

仕事での悩みだったり、恋愛の悩みだったり、やらなければならない事を先延ばしにしてダラダラ過ごしてみたりと、うだつの上がらない人間なわけです。

だれしもが「あ〜あるある。自分もついやっちゃうよ!」と共感したくなるような弱い人間像が描かれています。

読み進むうちに、主人公に感情移入してしまい、いつのまにか主人公を応援したい気持ちにさせる不思議な魅力を持っています。

ガネーシャのギャグが炸裂

最新刊「夢をかなえるゾウ3」ではこれまでの男性主人公に代わって、女性のOLが主人公になっています。

なので女性の読者はより感情移入しやすくなってますね。もちろん男性でも楽しめます。

例えば、最初にガネーシャ像(磨く事でガネーシャが出現する)をみた主人公が、心の中で「気持ち悪っ」とつぶやいてしまった事を根に持って

「自分はなぁ、神様界において最も美しく、かつキュートやと呼び声の高いこのガネーシャ様に向かって『気持ち悪っ』て言うたんやで!しかも『気持ち悪い』やないで。『気持ち悪っ』やで。『気持ち悪い』の『い』をより強調する形での『っ』をつこて『気持ち悪っ』て言うたんや!」

細かいうえに、神様とは思えぬこの器の小ささ・・・。

さらに、ガネーシャに腹を立てた主人公が、朝トイレから出てこない場面では

「ふざけんなや!朝トイレはワシの一番の楽しみなんや!朝のトイレをゆっくりできるっちゅう労働条件に惹かれて神様になったみたいなとこあんねんで!」

神様になった理由のレベルが超低いガネーシャ・・・

どこからどうみても神様界で人気のある一流の神とは思えない発言の数々。

この低次元さと、実際の教えの役立ち具合のギャップも、ガネーシャの魅力かもしれません。

楽しく自分自身を磨きたい人に最適

こんな感じの書籍ですから、読むにあたって肩肘を張る必要はありません。

リラックスして楽しく読み進められ、勉強にもなります。

ガネーシャみたいなコンサルタントがいたら、絶対セミナーに参加したいところです。

僕はこのシリーズ本を大抵出張に出かけたときに読みます。

出張など仕事モードのときは、あまりマンガなどのゆるいものより、仕事にも役立つうえに気軽に読めるこの本がちょうどピッタリなんです。

まだ読まれたことのない人はぜひ1巻から読んでみてください。そしてシリーズのファンの方はもちろん最新刊である『3』を買いましょう!

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